【事例】イーシャ(八王子・相模原)|年間5棟→10棟へ。注文住宅会社のGBP×LINE×ブランディング集客戦略
はじめに
「おしゃれで高性能な家を、若い世代に届けたい」
東京都八王子・相模原エリアで注文住宅を手がける「イーシャ」の代表は、そんな想いで家づくりに向き合っています。社員5名の小さな会社ながら、デザイン性と住宅性能にこだわった家づくりで着実にファンを増やしてきました。
しかし、依頼当初の課題は深刻でした。集客が安定しない。SNSもうまく機能していない。年間の受注棟数は5棟前後で頭打ち——というのが正直なところでした。
そこからの約3〜5年、テラデザインとの取り組みで年間棟数は10棟へと倍増しています。
依頼前の状況と課題
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 年間受注棟数 | 約5棟(不安定) |
| GBP(Googleマップ) | 未最適化・エリア外からの流入なし |
| SNS運用 | 継続できず・効果なし |
| 施工事例の発信 | 不十分 |
| LINE公式 | なし |
| 社長のブランディング | 未着手 |
| 外部サイト掲載 | ほぼなし |
「いい家を作っているのに、見つけてもらえない」——これが最大の問題でした。エリア内での認知が低く、問い合わせの入り口がほぼ口コミのみという状態でした。
テラデザインが取り組んだこと
1. Google ビジネスプロフィール(GBP)の最適化
最初に着手したのがGBPの全面見直しです。
- 店舗情報・営業エリア・カテゴリの精緻な設定
- 施工事例・現場・完成写真の充実
- 「八王子 注文住宅」「相模原 新築」などのキーワードに沿った情報整備
- 口コミへの返信対応と継続的な更新
GBP最適化後、Googleマップでの表示が改善し、エリア内からの検索流入が発生するように。問い合わせの入り口ができたことが、その後の施策の土台になりました。
2. 外部サイテーションの獲得
Googleの信頼度を高めるため、複数の外部プラットフォームへの掲載・情報整備を推進しました。
- Houzz(住宅リフォーム専門プラットフォーム)への施工事例掲載
- Pinterest での施工写真の発信
- note でのコンテンツ発信
- NAP情報(社名・住所・電話番号)の統一と各媒体への展開
サイテーションが増えることでGoogle検索・マップでの信頼スコアが積み上がり、検索順位の底上げに寄与しました。
3. 施工事例の写真撮影とストーリー取材
「おしゃれな家」は、写真で伝えるのが最も効果的です。実際の施工事例宅の撮影に入り、完成した家の空間・光の入り方・素材感を写真で記録しました。
さらに、お施主様へのヒアリングを通じた「家づくりストーリー」の取材も実施。「なぜイーシャを選んだのか」「打ち合わせで大切にしたこと」「実際に住んでみてどうか」——こうした生の声をホームページ・SNSに反映しました。
施工写真だけでなく「人のストーリー」が加わることで、検討中のお客様が自分ごととして読めるコンテンツになります。
4. Webサイトのコンテンツ最適化
ホームページの記事・コンテンツをSEOと読者の関心に合わせて整備。「注文住宅を検討している人が知りたいこと」を起点に、コンテンツを再設計しました。
施工事例ページは特に重点的に充実させ、「見たい写真がある→ストーリーが読める→問い合わせしたい」という流れを設計しました。
5. LINE公式アカウントの立ち上げと運用設計
Webサイトを見て離脱するユーザーを受け止めるために、LINE公式アカウントを立ち上げました。
LINEならではの仕掛けとして実装したのが、「LINE限定の施工事例ギャラリー」です。プライバシーへの配慮からWebには掲載できない詳細な施工事例を、LINE登録者だけが閲覧できる仕様に。「LINEを登録すると、もっと詳しく見られる」という動機づけで友だち登録を促しました。
LINE内では以下のコンテンツを定期配信しています:
- OBインタビュー記事(施主がどんな想いで家を建てたか)
- お金の知識シリーズ(住宅ローン・補助金・諸費用の仕組みなど)
- 新築を建てるときの注意点(後悔しない家づくりのチェックポイント)
- 社長の人となりを伝えるコンテンツ(家づくりへの想い・設計哲学)
注文住宅は高額・長期検討商品のため、「この会社に頼んで大丈夫か」という信頼形成が最重要です。LINEを通じて知識と人柄を届け続けることで、問い合わせへの心理的ハードルを下げています。
6. イベント連動の出口戦略
LINEで育てた見込み客を、実際の行動につなげる出口として、以下のイベントへの誘導を設計しました。
- オープンハウス(完成した実際の家を内覧)
- 新築相談会(家づくりの疑問・要望を直接ヒアリング)
- 構造見学会(建築中の現場を見学し、住宅性能を体感)
「LINE登録 → 情報で信頼形成 → イベント参加 → 打ち合わせ → 受注」というファネルを整えたことで、問い合わせの質と数が改善しました。
結果
年間受注棟数:5棟 → 10棟(3〜5年で倍増)
GBPが機能し始めたことで問い合わせの入り口ができ、LINE公式で信頼を積み上げ、イベントで背中を押す——この流れが機能した結果です。
社員5名という規模で年間10棟を安定受注できる体制は、一人あたりの生産性としても十分な水準です。売上の安定とともに、イーシャが「このエリアでおしゃれで高性能な家といえば」という地域ブランドとして認知されるようになってきました。
この事例から学べること
① 注文住宅はGBPが集客の起点になる
「どこに頼もうか」と悩む施主の多くは、まずGoogleマップで地域の会社を探します。GBPが整っていない会社は、その時点で候補から外れます。
② LINEは「離脱防止」の最強ツール
Webを見ても問い合わせまで踏み切れないユーザーをLINEで受け止め、時間をかけて信頼を積み上げることが、注文住宅のような高額商品では特に有効です。
③ 施工事例は「写真+ストーリー」でなければ伝わらない
きれいな写真だけでは「素敵な家だな」で終わります。そこに「誰が・どんな想いで建てたか」というストーリーが加わって初めて、検討中のお客様が自分ごととして読めるコンテンツになります。
④ 社長の人となりを見せることが差別化になる
小規模工務店は「社長がどんな人か」が選ばれる理由の大部分を占めます。ホームページやSNSで、設計への想い・価値観・こだわりを継続的に発信することが、大手との差別化につながります。
テラデザインへのご相談
「問い合わせが安定しない」「SNSをやってみたがうまくいかない」「年間棟数を増やしたい」——住宅・建築業界のWeb集客でお困りでしたら、まずはLINEでご相談ください。