「求人を出しているのに応募が集まらない」というご相談を受けるとき、原因が採用条件ではなく、会社のホームページにあるケースを少なからず見てきました。求職者は応募する前に、ほぼ必ず会社のサイトを確認します。そのとき見えるのが何年も更新されていないホームページだったら、どんな印象を持たれるでしょうか。

1.求職者は、応募前に必ず会社のサイトを見ている

求人サイトや求人票だけを見て応募する人は、今ではほとんどいません。気になった会社があれば、まず公式サイトを開いて確認するというのが当たり前の行動になっています。

会社の雰囲気、事業内容、社員の様子。求職者はホームページから多くの情報を読み取ろうとしています。

2.古いホームページが与えてしまう印象

デザインが古い、スマホで見ると崩れている、お知らせの最終更新が数年前。こうしたサイトを見た求職者は、「この会社は大丈夫だろうか」という不安を抱きやすくなります。

事業内容そのものに問題がなくても、サイトの見た目や情報の古さだけで、応募を見送られてしまう可能性があります。

3.「新しいことをしていなさそう」という誤解

特に若手の求職者にとって、ホームページの古さは「この会社は新しい取り組みに消極的なのではないか」という印象につながりやすいと考えます。

実際には現場で新しい工夫を重ねている会社であっても、それが発信されていなければ、外から見た印象は「変化のない会社」のままになってしまいます。

4.実際にチェックされているポイント

求職者がホームページで見ているのは、主に次のような点です。

これらが整っていないだけで、実際の魅力が正しく伝わらないまま機会を逃してしまうことがあります。

5.Googleビジネスプロフィールの口コミ・写真も見られている

確認されているのは、自社のホームページだけではありません。Googleビジネスプロフィールに投稿されている口コミや写真も、求職者にとって重要な判断材料になっています。

会社名で検索したときに表示される口コミの内容や件数、返信の有無、掲載されている写真から伝わる職場の雰囲気。これらは、自社が発信する情報よりも「率直な評価」として受け取られやすい傾向があります。口コミへの返信が一件もない、写真が何年も前のものしかない、といった状態は、ホームページの古さと同じように、会社の印象に影響を与えると考えられます。

スマートフォンでGoogleビジネスプロフィールの口コミ・写真を確認する求職者のイラスト

6.見ているのは本人だけではない

もう一つ見落とされがちなのが、ホームページやGoogleビジネスプロフィールを確認しているのは、求職者本人だけとは限らないという点です。

特に新卒・第二新卒の採用では、応募や内定の判断にあたって、保護者の方が一緒に会社の情報を調べるケースが少なくないと考えられます。本人が「良い会社だと思った」と伝えても、保護者の方が古いホームページや、口コミへの返信がないGoogleビジネスプロフィールを見て不安を感じれば、それが最終的な判断に影響することもあり得ます。

ホームページとGoogleビジネスプロフィールの両方を整えておくことは、求職者本人だけでなく、その周囲の方にも安心感を持ってもらうことにつながり、結果として採用のマッチング率の向上にもつながると考えられます。

求職者と保護者が一緒にノートパソコンの画面を見ているイラスト

7.リニューアルにかかる費用感・進め方

「リニューアルとなると大掛かりで費用も高そう」と感じられるかもしれませんが、必ずしも全面的な作り直しが必要なわけではありません。

まずは現状のサイトを診断し、「デザインの刷新」「スマホ対応」「採用ページの新設」など、優先度の高い部分から着手する進め方も可能です。全体のリニューアルより費用を抑えながら、印象を大きく改善できる場合もあります。

8.小さな改善から始める方法

いきなりリニューアルが難しい場合は、まずお知らせやブログを定期的に更新すること、Googleビジネスプロフィールの口コミに返信することから始めるだけでも、印象は変わってきます。「動きのある会社だ」と伝わること自体に価値があると考えます。

採用ページがまだない場合は、簡単な1ページを追加するだけでも、求職者に伝わる情報量は大きく増えます。

まとめ

ホームページの古さやGoogleビジネスプロフィールの手つかず状態は、事業の実態とは関係なく、応募の入り口で機会を逃す原因になり得ます。しかも、それを見ているのは求職者本人だけでなく、保護者の方であることも少なくありません。スマホ対応・更新頻度・採用ページの有無・口コミへの返信は、今日からでも確認できるポイントです。まずは自社のサイトとGoogleビジネスプロフィールを、求職者とその周囲の方の目線で一度見直してみることをおすすめします。

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