「カウンセリングに時間をかけたいが、次のお客様も控えていて余裕がない」「スタッフによってカウンセリングの質にばらつきがある」。美容室の経営者様から、こうしたお悩みをよくうかがいます。今回は、AIを使ってカウンセリングの準備や記録の手間を減らし、お客様と向き合う時間を増やす方法についてお伝えします。
1.カウンセリングの質は、なぜ差がつきやすいのか
カウンセリングの質は、担当スタイリストの経験や、お客様の情報をどれだけ事前に把握できているかによって差が出やすいものだと考えます。特に、複数のスタッフが在籍するサロンでは、お客様ごとの過去の施術内容や要望を全員が把握しておくことが難しく、初回対応のたびに一から聞き取りをすることになりがちです。
限られた時間の中で、施術前の準備に追われてしまい、お客様との会話そのものに割ける時間が減ってしまう、という悩みも少なくないのではないでしょうか。
2.カウンセリングシートの事前準備をAIに任せる
来店予約の際にいただいた要望やお悩みの内容を、AIにカウンセリングシートの下書きとして整理してもらうことができます。ヘアスタイルの希望、髪質や頭皮のお悩み、過去のトラブル歴などをあらかじめ整理しておくことで、当日のカウンセリングをスムーズに始められると考えます。
すべてをAI任せにするのではなく、整理された情報をもとにスタイリストが直接お客様に確認することで、より丁寧な印象にもつながるのではないでしょうか。
3.過去の来店履歴・要望の整理にAIを役立てる
「前回どんな薬剤を使ったか」「以前どんな要望をいただいたか」といった情報は、カルテとして残っていても、施術直前に見返す時間がないことも多いのではないでしょうか。来店履歴のデータをAIに整理させ、要点だけをまとめた形で確認できるようにすることで、忙しい合間でも短時間で過去の情報を把握しやすくなります。
これにより、スタッフが交代しても一定の質でお客様に対応できる体制づくりにもつながると考えます。
4.提案トーク・アフターケア案内の下書きを作る
お客様の髪質やお悩みに合わせた提案トークや、施術後のホームケア案内の文章も、AIに下書きとして作成してもらうことができます。伝えたいポイントを箇条書きでAIに渡すだけで、分かりやすい説明文のたたき台ができあがります。
そのまま使うのではなく、実際のお客様との会話やサロンの雰囲気に合わせて言葉を調整することで、AIの効率とサロンらしい接客の両方を大切にできるのではないでしょうか。
5.予約前のヒアリング・LINE対応を効率化する
LINE公式アカウント等で予約前のやり取りを行っているサロン様も多いと思います。よくいただく質問への回答文や、来店前のヒアリング項目の文面も、AIにたたき台として作成してもらうことで、スタッフが一から文章を考える手間を減らせます。
事前のやり取りが丁寧になることで、当日のカウンセリング時間そのものを短縮しながら、お客様の満足度を保ちやすくなると考えます。
6.AIに任せてはいけない部分を見極める
カウンセリングの中心にあるのは、お客様の表情や言葉のニュアンスを直接くみ取る、スタイリストならではの対応力だと考えます。AIはあくまで事前の情報整理や文章作成を助ける役割にとどめ、お客様との会話そのものや、最終的な提案の判断は人が担うという線引きを、サロン内で共有しておくことをおすすめします。
また、お客様の個人情報や施術履歴を扱う際は、利用するAIツールのデータの取り扱い方針を確認しておくことも大切です。
7.小さな取り組みから信頼を積み重ねる
すべての業務を一気に変える必要はありません。まずはカウンセリングシートの下書きや、予約前のLINE対応など、効果を実感しやすい部分から試してみることをおすすめします。
準備にかかる時間が減った分、お客様と向き合う時間を増やせたと実感できれば、次の取り組みへと広げていきやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
カウンセリングの質を上げるためには、必ずしもスタッフの努力だけに頼る必要はないと考えます。事前準備や情報整理をAIに任せ、その分の時間をお客様との会話に充てることで、無理なくカウンセリングの質を高めていけるのではないでしょうか。
テラデザインからのご案内
中小企業のミカタAIは、美容室・サロン様のカウンセリング業務にも伴走支援しています。専任のIT担当者がいないサロン様でも、無理のない範囲からAI活用を始められます。
LINEで無料相談する