1. ドメインが失効するとどうなるか
結論から述べますと、ドメインが失効すると、そのドメインに紐づいているホームページやメールアドレスがすべて使えなくなります。ドメインとは、ホームページの住所にあたる部分で、契約期間が決まっており、更新をしないと一定の期間で失効する仕組みになっています。更新のお知らせメールが迷惑メールフォルダに入っていた、担当者の変更で連絡先が古いままだったという理由で、気づかないまま失効してしまうケースも少なからずあるようです。
2. 失効直後であれば取り戻せる可能性がある
多くのレジストラでは、ドメインが失効してもすぐに他の人が取得できるわけではなく、一定の猶予期間が設けられている場合があります。この期間中であれば、更新の手続きを行うことで、同じドメインを取り戻せる可能性が残っています。ただし、猶予期間の長さや取り戻すための手続き、追加で必要になる作業は、レジストラや契約しているサーバー(ホームページのデータを保管しておくコンピューター)会社によって異なります。失効に気づいたら、まずは契約しているレジストラの管理画面やサポート窓口に、早めに確認を取ることをおすすめします。
3. 猶予期間を過ぎるとどうなるか
猶予期間を過ぎてしまうと、ドメインは一般に開放され、誰でも新規に取得できる状態になります。この段階に入ってしまうと、同じドメインを取り戻すことは非常に難しくなると考えられます。たとえば工務店のホームページであれば、長年使ってきたドメインが第三者に取得され、全く関係のない内容のサイトに変わってしまうということも起こり得ます。検索エンジンに登録されていた評価や、取引先に伝えてきた会社のアドレスが使えなくなる影響は、小さくないのではないでしょうか。
4. 取り戻せるか確認する方法
ドメインの失効に気づいたら、まず契約しているレジストラやサーバー会社の管理画面にログインし、ドメインの状態を確認します。管理画面にログインできない場合は、登録時のメールアドレスや契約者情報を用意して、サポート窓口に問い合わせる方法があります。ドメインとサーバーの名義が制作会社になっている場合は、管理画面への直接アクセスができないこともあるため、まずは名義の状況を確認しておく必要があります。名義の考え方については、ドメインとサーバーは誰の名義にすべき?トラブルを防ぐ考え方で整理していますので、あわせてご確認ください。
5. 同じドメインを取得し直すことが難しい理由
猶予期間を過ぎて失効したドメインは、別の人や会社が先に取得してしまう可能性があります。ドメインの取得は早い者勝ちの仕組みになっているため、取り戻そうとした時点で既に他者の手に渡っていることも考えられます。また、第三者がそのドメインを使ってホームページを作っている場合、取引先やお客様が誤ってアクセスしてしまう可能性もあり、会社の信用に関わる問題に発展することも想定されます。こうした事態を避けるためにも、失効する前の予防が何より大切になります。
6. 失効を防ぐための工夫
失効を防ぐための工夫として、まず契約者情報のメールアドレスを、担当者の個人アドレスではなく会社として管理しているアドレスに設定しておくことが挙げられます。次に、自動更新の設定を有効にしておくことで、更新忘れのリスクを減らせます。さらに、ドメインとサーバーの契約状況を、年に一度は社内で確認する機会を作っておくことも有効です。毎年かかる費用の全体像については、サーバー代・ドメイン代・SSL代、毎年かかる費用の一覧で整理していますので、年間の予定に組み込む際の参考にしていただけるのではないかと思います。
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まとめ
ドメインが失効したときは、まず猶予期間内であるかを確認し、早めにレジストラへ問い合わせることが大切です。猶予期間を過ぎてしまうと、取り戻すことが難しくなるため、更新のお知らせを見落とさない工夫と、自動更新の設定、契約状況の定期的な確認を日頃から行っておくことをおすすめします。まずは今のドメインの更新期限を確認するところから、始めてみてはいかがでしょうか。
