若手の採用がうまくいかないと、給与水準を引き上げることを検討する会社は多いのではないでしょうか。もちろん給与は大切な条件ですが、若手人材が会社を選ぶ基準は、それだけではないと考えられます。求人票に書ききれない部分にこそ、選ばれる理由が隠れているのかもしれません。
1.給与を上げても若手が集まらない、という声
「給与を上げたのに、若手の応募が増えない」というご相談をいただくことがあります。条件面での改善は決して無駄ではありませんが、それだけで採用がうまくいくとは限らないと考えられます。
若手人材が会社を選ぶ基準は、給与だけでなく、もっと多角的なものではないでしょうか。
2.若手が重視しているのは「この先」のこと
若手世代は、今の条件だけでなく、その会社で働き続けた先にどうなるかを重視する傾向があると言われています。成長できる環境か、新しい挑戦を後押ししてくれる社風か、といった点です。
こうした「この先」の情報は、求人票の給与欄や勤務時間欄では伝えることができません。
3.成長できるかどうかは、どこで判断されているか
求職者が「成長できそうな会社かどうか」を判断する材料は、実は会社のホームページやSNSに表れていると考えられます。新しい取り組みに関するブログ記事、社員研修の様子を伝える投稿、社員のキャリアアップ事例の紹介などです。
こうした発信がない会社は、実際には成長環境が整っていたとしても、外からはそれが伝わらない状態になっているかもしれません。
4.職場の雰囲気は、求人票では伝わらない
若手人材にとって、職場の人間関係や雰囲気は重要な判断材料です。しかし求人票の文字情報だけでは、その空気感まで伝えることは難しいと考えられます。
社員同士の距離感、日々のちょっとした出来事、行事の様子などは、SNSやブログを通じてこそ伝わるものではないでしょうか。
5.「発信していない会社」が失っているもの
情報発信をしていない会社は、実際の魅力がどれだけあっても、それが求職者に届かないという機会損失を抱えていると考えられます。特に若手世代は、情報収集の入り口としてSNSを使うことが多く、SNSでの発信がない会社は、検索の段階でそもそも候補に上がらない可能性もあります。
6.保護者・友人の視点も、判断材料になっている
若手、特に新卒・第二新卒の採用では、本人だけでなく保護者や友人が会社の情報を一緒に確認するケースも少なくないと考えられます。ホームページやSNSの情報が乏しいと、周囲の人からも不安な印象を持たれてしまう可能性があります。
本人が魅力を感じていても、周囲の反応によって応募や入社の判断が変わることもあり得るのではないでしょうか。
7.給与以外の魅力を伝えるためにできること
給与以外の魅力を伝える方法として、次のような取り組みが考えられます。
- 採用ページに、成長やキャリアの事例を掲載する
- SNSで、社員の日常や行事の様子を発信する
- ブログで、新しい取り組みや研修の様子を伝える
いずれも大きな費用をかけずに始められる情報発信です。
8.情報発信は、給与に代わる採用力になり得る
給与を引き上げることだけが、若手採用の解決策ではないかもしれません。会社の魅力を丁寧に発信することは、条件面の差を補う採用力になり得ると考えられます。まずは自社が、若手に向けてどんな情報を発信できているか、確認してみることをおすすめします。
まとめ
若手人材が会社を選ぶ基準は、給与だけにとどまらないと考えられます。成長できるかどうか、職場の雰囲気、周囲からの印象といった要素は、ホームページやSNSでの情報発信によって伝わる部分が大きいのではないでしょうか。条件面の見直しと合わせて、情報発信の状態も一度確認してみることをおすすめします。
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