【2026年6月時点】GBP属性とAIツールの活用メモ
GBPの属性確認・競合比較にはClaude CodeやGeminiを使ったリサーチが効率的です。属性の文章説明やビジネス説明文の肉付けはChatGPT・Claude・Geminiのいずれでも対応できます。MEO周りのAI活用は進化が早いため、具体的な活用方法はお気軽にご相談ください。
GBP「属性」とは何か:3つのカテゴリを理解する
Googleビジネスプロフィール(GBP)には「基本情報」「写真」「投稿」など多くの設定項目がありますが、その中でも「属性(Attributes)」は日本の中小企業・店舗オーナーに最も見落とされやすい項目と言えるでしょう。テラデザインが2026年5月に八王子・相模原エリアの160店舗を対象に実施した独自調査では、属性を50%以上入力しているのは全体の約23%に留まっていたことが明らかになりました。
GBPの属性は大きく3つのカテゴリに分類することができます。
| カテゴリ | 代表的な属性例 | 表示タイミング |
|---|---|---|
| アクセシビリティ | 車椅子対応の入口・駐車場・トイレ・席 | マップ詳細ページ・絞り込み検索 |
| 設備・環境 | Wi-Fi・駐車場・個室・テラス席・エアコン | マップ詳細ページ・Knowledge Panel |
| 特徴・ハイライト | 女性経営者・子連れ歓迎・LGBTQ+フレンドリー・ペット可 | 検索結果サマリー・詳細ページ |
なお、属性の表示項目は業種カテゴリによって異なります。美容院に表示される属性と、飲食店に表示される属性は一部異なるため、まず自社のGBP管理画面で「利用可能な属性一覧」を確認することが出発点となります。
属性設定がMEO順位に影響する仕組み
「属性を入力するとなぜ順位が上がるのか」は、多くの方が疑問に思われる点です。Googleはアルゴリズムの詳細を公開していませんが、属性が順位に影響すると考えられる仕組みは主に2つあります。
① 情報の充実度スコアへの影響
Googleは各GBPの「プロフィール完成度」を内部的に評価していると見られています。属性を多く入力することはこの完成度スコアを高め、同等の口コミ数・評価点を持つ競合と比べた際に有利に働く可能性があると考えます。実際に八王子エリアでの支援事例でも、属性の入力率を大幅に改善した後に順位の上昇が確認されています。
② 絞り込み検索でのマッチング精度向上
ユーザーがGoogleマップで「車椅子対応のカフェ 八王子」や「個室あり 整体院 相模原」のように絞り込みを行う場合、属性情報が一致しているGBPが優先的に表示される仕組みになっています。属性を正確に設定することで、こうしたニッチな絞り込みクエリでの独占的な表示が期待できます。
属性は「順位」だけでなく、マップ上でユーザーが店舗を比較する際の判断材料にもなります。「Wi-Fiあり」「駐車場あり」「子連れ歓迎」といった情報が一目で分かる店舗は、同じ順位でもクリック率が高くなる傾向があると考えます。つまり属性は「表示」と「クリック」の両方に貢献する設定項目と言えるでしょう。
アクセシビリティ属性:バリアフリー・車椅子対応の重要性
アクセシビリティ属性は、高齢者・障がい者・乳幼児連れの方が店舗を探す際に参照される重要な情報です。日本では2024年に改正バリアフリー法が施行されたこともあり、GBP上でのアクセシビリティ情報の充実は今後ますます重要になると考えます。
GBPで設定可能なアクセシビリティ属性の主な項目は以下の通りです。
| 属性名 | 設定値 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 車椅子対応の入口 | あり / なし | 段差なし・スロープあり・ドア幅80cm以上 |
| 車椅子対応の駐車場 | あり / なし | 幅広スペース・屋根つき等 |
| 車椅子対応のトイレ | あり / なし | 多目的トイレ・手すりあり |
| 車椅子対応の席 | あり / なし | 飲食店・待合スペースの場合に確認 |
アクセシビリティ属性で注意すべき点は、実際の状況と異なる設定をしないことです。「スロープが急勾配で実際には一人では入れない」「多目的トイレはあるが鍵がない」等のケースで「あり」と設定すると、来店時のギャップから低評価口コミにつながるリスクがあります。設定前に実際の設備状況を現地で確認されることをおすすめします。
設備・環境属性:Wi-Fi・駐車場・個室の設定方法
設備・環境系の属性は、来店の意思決定において「使いやすさ」を判断するための情報です。特に以下の属性は検索者が重視することが多く、設定することでクリック率の向上が期待できます。
- Wi-Fi:無料Wi-Fiの有無。カフェ・コワーキング利用者には特に重要
- 駐車場:無料/有料/提携の別も記載できる場合は明記
- 個室:飲食・美容・医療系で「個室あり」は競合差別化に有効
- 予約制/ウォークインOK:来店形態を明確にすることで無駄な来店を防ぐ
- テイクアウト:コロナ禍以降、飲食店では特に重要な属性
- クレジットカード対応:決済方法は事前確認ニーズが高い
設備属性の設定手順は以下の通りです。GBP管理画面から数クリックで完了します。
- GBP管理画面(business.google.com)にログイン
- 対象の店舗プロフィールを選択 → 左メニューの「プロフィールを編集」をクリック
- 「その他の情報」タブ → 「設備」または「アクセシビリティ」セクションを開く
- 各属性のチェックボックスで「あり」「なし」「不明」のいずれかを選択
- 「保存」をクリックして完了(通常24〜72時間で反映)
「不明」のまま放置するより「なし」と明記した方が、ユーザーの来店前の混乱を防ぐ点で有益と言えるでしょう。設備がない場合も正直に「なし」を設定することをおすすめします。
特徴属性:女性経営者・子連れ歓迎・ペット可の活用
「特徴」系の属性は、店舗・ビジネスの個性や価値観を伝える属性です。近年、これらの属性に基づいた絞り込み検索の件数が増加していると見られており、競合が設定していない属性を正確に入力することで、ニッチだが確実なニーズを持つ顧客層へのアプローチが可能になると考えます。
| 特徴属性 | 活用が向く業種 | 想定ターゲット |
|---|---|---|
| 女性経営者が経営 | 整体・美容・カフェ・エステ | 女性オーナーに安心感を求める女性客 |
| 子連れ歓迎 | 飲食・カフェ・美容院・整体 | 子育て世代・ファミリー層 |
| LGBTQ+フレンドリー | 全業種 | 安心して来店できる空間を求める方 |
| ペット可 | カフェ・テラス席のある飲食店 | ペットオーナー |
| 地元のビジネス | 全業種(地域密着型) | 地元を応援したい消費者 |
「女性経営者が経営」「地元のビジネス」などの属性は、Googleのローカル検索結果でバッジ的に表示されることがあり、視覚的な差別化につながります。競合他店が設定していない場合は、特に積極的な活用をおすすめします。
業種別推奨属性リスト(整体院・美容院・飲食店・リフォーム業)
テラデザインが八王子・相模原エリアでの支援経験をもとに作成した、業種別の推奨属性リストをご紹介します。自店の状況に合わせて参考にしてください。
- □ 車椅子対応の入口(あり/なし)
- □ 駐車場(あり/なし・台数も概要欄に記載推奨)
- □ 個室(あり → 「プライベートルームで施術」が訴求ポイントに)
- □ 予約制(あり → 当日予約可否も概要欄に追記)
- □ 女性専用時間帯がある場合:説明文に記載+投稿で周知
- □ 子連れ歓迎(スペースがある場合)
- □ 決済:クレジットカード・交通系IC・PayPay等
- □ 女性経営者が経営(女性オーナーの場合は必ず設定)
- □ 子連れ歓迎(キッズスペース・ベビーカー可の場合)
- □ 個室(セミプライベート席も含む)
- □ 予約制(ウォークインOKの場合は「予約なしOK」を選択)
- □ 決済:クレジットカード・電子マネー対応状況
- □ Wi-Fi(あり)
- □ テイクアウト(あり/なし)
- □ イートイン(あり/なし)
- □ 配達(Uber Eats等の対応有無)
- □ ペット可(テラス席の場合)
- □ 子連れ歓迎・ベビーチェアあり
- □ Wi-Fi(あり)
- □ 車椅子対応(入口・席・トイレ)
- □ 決済:カード・電子マネー・QRコード決済
- □ オンラインでの見積もり(可能な場合)
- □ 予約制(来店・訪問相談の予約方法)
- □ 地元のビジネス(地域密着を強調)
- □ 営業時間の正確な設定(土日対応・夜間電話対応の有無)
- □ 決済:振込・カード払い対応状況
「ハイライト」属性と通常属性の違い
GBP管理画面には「属性」と「ハイライト」の2種類の設定欄が存在します。この違いを理解することで、より効果的な設定が可能になります。
通常の属性は、設備・環境・アクセシビリティなど事実ベースの情報です。「Wi-Fiあり」「駐車場あり」「車椅子対応の入口あり」といった、「ある/ない」で答えられる情報が中心です。
ハイライトは、店舗の特徴・コンセプト・価値観を表現する属性です。「女性が経営」「地元のビジネス」「LGBTQ+フレンドリー」「ベテランが運営」などが該当します。ハイライトは検索結果のリスト表示やGoogle Mapsの店舗詳細ページで目立つ形で表示されることがあるため、自店のUSP(強み)と合致するハイライトを積極的に設定することをおすすめします。
| 種類 | 内容 | 表示場所 |
|---|---|---|
| ハイライト | 女性経営者・地元ビジネス・ベテラン運営など | 検索結果リスト・詳細ページの目立つ位置 |
| 通常属性 | Wi-Fi・駐車場・個室・決済方法など | 詳細ページの設備情報セクション |
八王子・相模原の事例:属性追加後のクリック率変化
テラデザインが支援した八王子市内の美容院B様(2026年1月〜3月)と、相模原市内の整体院C様(2026年2月〜4月)の事例をご紹介します。
美容院B様(八王子)の場合
支援開始前は、属性の設定率が全項目の約15%(主な未設定項目:Wi-Fi・個室・女性経営者・子連れ歓迎・カード決済)でした。これらを入力した結果、GBPインサイトで確認できる「ウェブサイトのクリック数」が3ヶ月で約2.3倍に増加しました。特に「子連れ歓迎」の設定後に、子育て世代からの新規来店が増えたとのフィードバックをいただいています。
整体院C様(相模原)の場合
こちらは「車椅子対応の入口」「駐車場あり(無料・10台)」「個室」の3項目の追加が主な施策でした。これらの追加後、「経路を調べる」クリック数が1.8倍に増加し、特に高齢者を連れた家族からの問い合わせが増えたと報告を受けています。車椅子対応属性の設定により、バリアフリー関連の絞り込み検索でのヒットが増えたと考えられます。
- 属性の追加後、最初の変化は「表示回数」より「クリック率」に現れやすい傾向がある
- 設定から効果が数値として確認できるまで4〜8週間程度かかる場合が多い
- 競合が設定していない属性(特に「子連れ歓迎」「女性経営者」)は差別化効果が大きい
- 属性だけでなく、説明文にも属性に関する言及を追加することで相乗効果が期待できる
属性設定の確認手順と定期見直し
属性設定は一度入力して終わりではなく、定期的な見直しが重要です。理由は以下の3点です。
- Googleによる自動変更:口コミ・写真・第三者情報から属性がGoogleに自動更新されることがあり、意図しない内容に変更されている場合があります
- 新しい属性の追加:Googleは定期的に新しい属性項目を追加します。気づかずに未設定のままになっているケースがあります
- 店舗状況の変化:設備の追加・撤去・営業スタイルの変更に合わせて属性も更新が必要です
推奨する属性の定期見直しスケジュールは以下の通りです。
| タイミング | 確認内容 |
|---|---|
| 毎月1回(月次レビュー時) | Googleによる自動変更がないか全属性を確認 |
| 設備・サービス変更時 | 変更に関連する属性を即時更新 |
| 四半期に1回 | 新しい属性項目が追加されていないか全セクション確認 |
| 競合確認時 | 競合が設定している属性のうち、自店が未設定のものを洗い出す |
確認方法は簡単です。GBP管理画面 → 「プロフィールを編集」→「その他の情報」タブを開き、各セクションをスクロールするだけで現在の設定状況を一覧確認できます。所要時間は10〜15分程度です。
まとめ:属性設定チェックリスト
本記事で解説した内容を、今日から実践できる属性設定チェックリストにまとめました。GBP管理画面を開きながら確認してください。
【ステップ1:アクセシビリティ属性の確認(5分)】
- □ 車椅子対応の入口:実際の状況に合わせて「あり」or「なし」を設定
- □ 車椅子対応の駐車場:同上
- □ 車椅子対応のトイレ:同上(設備がなければ「なし」を明示)
【ステップ2:設備・環境属性の確認(10分)】
- □ 駐車場・Wi-Fi・個室の設定を確認・更新
- □ 決済方法(クレジットカード・電子マネー・QRコード決済)を設定
- □ テイクアウト・イートイン・予約制の設定(飲食・サービス業)
【ステップ3:特徴・ハイライト属性の確認(5分)】
- □ 女性経営者・地元のビジネス・子連れ歓迎など該当するハイライトを設定
- □ 競合が未設定の属性を特定し、自店に該当するものを優先して設定
【ステップ4:定期メンテナンスの仕組みづくり(3分)】
- □ 月次レビューのカレンダー予定に「GBP属性確認10分」を追加
- □ 店舗情報の変更が生じた際に属性も更新するルールをスタッフと共有
属性設定は地味に見えますが、八王子・相模原エリアの競合の約77%が十分に活用できていない領域です。今日の20〜30分で設定を完了させることが、3ヶ月後のクリック率・来店数に着実に貢献すると考えます。
属性設定の具体的な進め方や、自社GBPの現状診断についてご相談がある方は、ぜひ下のLINEからお気軽にお声がけください。GBP無料診断(PDFレポート付き)も随時受け付けています。
