DXを進めようとすると、まず「専門人材を採用しなければ」と考える経営者様は多いのではないでしょうか。しかし、専門人材の採用は時間もコストもかかり、必ずしもすべての中小企業にとって現実的な選択肢とは限りません。採用にこだわらずDXを前に進める方法も、検討する価値があると考えます。今回は、採用以外の現実的な進め方を整理します。選択肢を広げて考えることで、これまで止まっていた計画が動き出すきっかけになるかもしれません。
1.「専門人材ありき」で止まってしまう理由
DX推進の第一歩として求人を出したものの、応募が集まらず、そのまま計画自体が止まってしまうというケースを多く見てきました。「採用できたら始める」という前提そのものが、DX推進のボトルネックになっていると考えます。
専門人材が見つかるまでの数ヶ月から一年以上、何も進まないままになってしまうのは、機会損失といえるのではないでしょうか。
計画そのものは良いものであっても、着手できないまま時間だけが過ぎてしまうのは、もったいないことだと考えます。
着手が遅れるほど、競合他社との差が広がってしまう可能性も見過ごせません。
2.選択肢1:既存社員の兼務で進める
専任者を置かず、既存社員が業務の一部としてDX推進を担う方法です。ただし、通常業務と兼務する形になるため、片手間になりやすく、途中で止まってしまうリスクがあります。
兼務での推進を成功させるには、業務量の調整と、進捗を後押しする外部の視点が欠かせないと考えます。
兼務者に丸投げするのではなく、伴走してくれる外部の存在がいることで、途中で失速せずに進めやすくなります。
兼務者の負担が過度にならないよう、業務範囲を明確に区切っておくことも大切です。
3.選択肢2:外部パートナーに一部を任せる
ホームページ運用、SNS発信、AI活用など、業務ごとに外部パートナーへ切り出す方法です。専門性の高い部分を外部に任せることで、社内の負担を抑えながら進められるという利点があります。
一括で任せることも、必要な部分だけを任せることも可能で、会社の状況に合わせて柔軟に調整できます。
業務を切り出すことで、社内メンバーは自社にしかできない判断や現場対応に集中できるようになります。
外部への切り出しは、社内リソースの再配分という観点からも有効な手段だと考えます。
4.選択肢3:伴走支援で仕組み化する
単発の業務委託ではなく、継続的に伴走してもらいながら仕組みを作っていく方法です。外部の知見を借りながら、少しずつ社内にノウハウを蓄積していけるのが特徴です。
「丸投げ」でも「すべて内製」でもない、中間的な進め方として、多くの中小企業に適していると考えます。
伴走支援であれば、社内の変化に合わせて支援内容を柔軟に調整しながら、長期的に付き合っていけます。
定期的な打ち合わせを通じて、社内の状況を共有しながら進められる点も安心材料になります。
5.テラデザインが提供する伴走型のDX支援
テラデザインでは、専門人材の採用に代わる選択肢として、次のような伴走支援をご提供しています。
- ホームページ・GBP・SNSの運用を一括で代行
- AI活用による業務効率化の伴走支援
- 採用ページを含めた情報発信全体の見直し
会社の規模や体制に合わせて、任せる範囲を柔軟に調整しながらご支援しています。専任者がいない状態からでも、無理なく始めていただけます。
6.採用を選択肢の一つに戻す
専門人材の採用を諦める必要はありませんが、それを唯一の手段にしてしまうと、DX推進そのものが止まりかねません。外部支援を取り入れながら進め、余裕ができた段階で採用を検討するという順序も考えられます。
「採用できるまで待つ」のではなく、「進めながら採用も視野に入れる」姿勢が、DX推進を止めないための鍵になると考えます。
実務が動き出すことで、社内にもDX推進のイメージが具体化し、採用活動にも良い影響が生まれると考えます。
選択肢を複数持っておくことが、変化への対応力を高めることにもつながると考えます。
まとめ
DX推進は、専門人材の採用だけが答えではありません。兼務・外部委託・伴走支援など、複数の選択肢を組み合わせることで、採用にこだわらずに前へ進めることができます。まずは止まっている歩みを再び動かすことから始めてみてはいかがでしょうか。
