結論:専任のWeb担当者がいない中小企業様にとって、月額制のホームページ運用は、継続的な改善を無理なく仕組み化できる方法だとテラデザインでは考えています。ホームページは公開して終わりではなく、手入れを続けることで少しずつ成果につながるものです。ただ、その手入れを更新のたびの都度発注で続けるのは、時間も費用も負担になりやすく、気づけば数年そのままという状況になりがちです。

この記事では、次の点をお伝えします。月額制運用が具体的に何をするサービスなのか、専任担当者がいなくても続けられる理由、都度発注との違い、費用の考え方、向いている会社の特徴、そして契約前に確認しておきたいポイントです。

1.結論:月額制運用がおすすめな理由

ホームページは、公開した時点がゴールではなく、スタート地点です。営業時間やお知らせの変更、新しい事例の追加、お客様からよく聞かれる質問への回答など、事業が動けばホームページに載せるべき情報も変わっていきます。

その手入れを都度依頼する形では、依頼のたびに連絡し、見積もりを取り、納期を待つ必要があります。小さな更新ほど「そのうちまとめて」と後回しになり、結果として情報が古いまま残ってしまうことも少なくありません。月額制であらかじめ運用を仕組み化しておくことで、後回しになりにくい状態を作れると考えます。

おすすめする理由は、大きく次の3つです。

なお、月額制が万能というわけではありません。月々の費用が継続して発生する点は、メリットでもあり負担にもなり得ます。そのため、メリットと注意点の両面から整理して検討することが大切ではないでしょうか。両面の比較は月額運用のメリット・デメリットをまとめた記事でも整理しています。

2.そもそも月額制運用とは何をするサービスか

月額制のホームページ運用は、公開後の情報更新、ブログ・お知らせの追加、検索エンジンへの対応、効果測定に基づく改善などを、月々決まった費用の範囲で継続的に行うサービスです。都度見積もりを取る手間なく、必要な手入れを続けられる点が特徴です。

具体的な作業内容は会社ごとに異なりますが、一般的には次のような項目が含まれることが多いと言われています。

ここで大切なのは、「どこまでが月額に含まれ、どこからが別料金か」を契約前に把握しておくことです。同じ月額制でも、保守(壊れないように守る)が中心のものと、改善提案まで含むものとでは、中身が大きく異なります。名前だけで判断せず、作業範囲の一覧を確認することをおすすめします。

3.専任のWeb担当者がいなくても続けられる

多くの中小企業様には、Webを専任で担当する社員がいません。経営者様や事務担当の方が、本業の合間に少しずつ対応しているケースが多いのではないでしょうか。月額制運用であれば、社内にWebの知識がなくても、外部のパートナーが継続的にホームページを手入れしてくれるため、本業に集中しながらホームページを育てられるという利点があります。

担当者が不在、あるいは退職や異動で引き継ぎ切れていない場合、ログイン情報が分からなくなったり、更新方法が属人化したりして、手が止まってしまうことがあります。外部に運用を任せておけば、特定の人に依存しない形を保ちやすくなります。担当者がいない会社の考え方については、ホームページの担当者がいない会社の味方になる運用の考え方でも触れています。

また、任せきりにするのではなく、社内側の役割を絞っておくと、運用はよりうまく回りやすくなります。たとえば次のような分担が考えられます。

現場の情報だけを渡せばよい形にしておくと、日々の負担は大きく減ります。

4.Googleの変化に継続的に対応できる

Googleの検索アルゴリズム(検索結果の順位を決める仕組み)は、年に何度も更新されており、その変化に合わせた対応が必要です。月額制運用であれば、専門的な変化の情報を追いながら、必要な調整を継続的に反映してもらうことができます。

近年は、従来の検索結果だけでなく、AIによる回答や要約の中で情報が参照される場面も増えてきました。そのため、ページの構成を整理し、質問と回答の形で内容をまとめるなど、読み手にも検索の仕組みにも伝わりやすい形に整えておくことが、一般的に大切だと言われています。

こうした対応は、一度やれば終わりというものではありません。ホームページを公開してから数年間そのままにしておくと、表示速度の基準や、スマートフォンでの見やすさに関する基準との間に、少しずつ差が生まれることがあります。月額制で定期的に点検しておけば、小さなずれの段階で気づき、大きな改修になる前に整えられると期待できます。

5.都度発注より無駄なく動ける

小さな更新のたびに見積もりを取り、発注し、作業してもらうという流れは、時間もコストもかさみがちです。月額制であれば、あらかじめ決まった範囲の作業を継続的に行ってもらえるため、無駄なく効率的に運用を続けられます。

都度発注と月額制の違いを、整理すると次のとおりです。

比較項目都度発注月額制運用
依頼の手間更新のたびに連絡・見積もり・確認が必要範囲内であれば、そのまま依頼できる
費用の見通し作業ごとに変動する月々の固定費として把握しやすい
更新の頻度後回しになりやすい定期的に続けやすい
改善の継続性依頼しない限り止まる点検や改善提案が定期的に行われる
向いている場面更新がほとんどなく、必要なときだけ手を入れる情報発信や改善を継続したい

更新がほとんど発生しないサイトであれば、都度発注のほうが合理的な場合もあります。大切なのは、自社の更新頻度と、これから力を入れたい度合いに合わせて選ぶことではないでしょうか。

6.費用感の目安

月額制のホームページ運用費用は、内容や規模によって幅がありますが、月々の費用は内容により幅があります。お店のミカタホームページでは、保守運用が月額19,800円(税抜)からです。初期費用を抑えめにし、月額費用で継続的な最適化に投資するという配分も検討の余地があります。

参考までに、テラデザインのお店のミカタホームページでは、初期費用と月額費用を次のように設定しています(いずれも税抜)。

費用を比較する際は、月額の金額だけでなく、次の点も合わせて見ておくと判断しやすくなります。

  1. 月額に含まれる作業の範囲(更新の本数、ブログの記事数、改善提案の有無)
  2. 初期費用と月額費用の合計額(契約期間を通した総額)
  3. 契約期間と、途中解約時の取り扱い
  4. サイトのデータの権利が、契約終了後にどうなるか

制作費の内訳や、安さだけで選んだときに起こりがちな失敗については、ホームページ制作費で見落とされやすい点と失敗例の記事も参考になるかもしれません。

7.こんな会社に向いている

専任のWeb担当者がいない、ホームページを作ったまま数年手を加えていない、同業他社と比べて更新頻度が少ないと感じている、といった会社様には、月額制運用が特に向いていると考えられます。

チェックリストの形でも整理してみます。当てはまる項目が多いほど、月額制運用との相性が良いのではないでしょうか。

反対に、すでに社内に更新できる担当者がいて、ホームページの更新がほとんど必要ない会社様であれば、必要な機能だけを都度依頼するほうが合う場合もあります。

8.始める前に確認しておきたいこと

月額制運用を検討する際は、どこまでの作業が含まれるのか、契約期間や解約の条件、効果測定の報告頻度などを事前に確認しておくことをおすすめします。

契約前の確認項目を、あらためて一覧にします。

運用を任せる会社を選ぶときは、制作の実績だけでなく、公開後の体制や、連絡の取りやすさも大切な判断材料です。選び方の視点は、制作会社選びで運用体制を見るポイントの記事にまとめています。

よくあるご質問

Q. 月額制の運用は、どのくらいの期間続けるのがよいですか?

A. 一般的には、効果が見えてくるまでに数か月程度かかることが多いと言われています。ホームページの改善は、実施してから検索や来訪に反映されるまで時間がかかるため、最低でも半年から1年程度を目安に考えると、判断しやすいのではないでしょうか。なお、お店のミカタホームページは2年間の利用を前提としたプランです。

Q. 更新作業は、どこまで月額に含まれますか?

A. 含まれる範囲は、契約するプランや会社によって異なります。文章や写真の差し替え、ブログの追加、検索対策や改善提案など、どこまでが対象になるのかを、契約前に一覧で確認することをおすすめします。範囲を超える作業が発生した場合の費用についても、あらかじめ確認しておくと安心です。

Q. すでに他社で作ったホームページでも、月額制の運用を依頼できますか?

A. ケースによっては対応できる場合があります。サイトの作りや管理環境によって、運用を引き継げるかどうかが変わりますので、まずは現在のサイトの状況をお伝えいただき、ご相談いただくのがよいと考えます。

まとめ

ホームページを育て続けるためには継続的な手入れが必要ですが、それを都度発注で続けるのは負担が大きいものです。月額制のホームページ運用であれば、専任担当者がいなくても、無理なく継続的な最適化を仕組み化することができます。要点を整理します。

まずは自社に合った運用の形をご相談いただければと思います。

テラデザインからのご案内

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